矯正歯科治療について


矯正治療をお考えの方はご相談ください


小児(幼児期~学童期)の矯正治療


現代の歯科医療は「予防」という概念を中心に研究が進められています。歯並びを整える矯正歯科治療も予防の一つとして非常に重要な役割を担っています。

虫歯の予防は虫歯になるのを防ぐことですが、同じように歯並びが悪くなるのを予防する矯正治療もあります。それは咬合誘導という予防的な治療方法で、適切な位置に歯がはえてくるようにコントロールするものです。

ではそのような矯正治療はいったいいつごろ始めるべきなのでしょうか。

理想的には小学校、厳密にいうと永久歯がはえる少し前に開始するのがのぞましいと考えられています。なぜならその時期は、歯がはえる力とあごの骨が成長する力を利用してスムーズに歯を動かすことができるからです。


大人の方の矯正治療


子どものころに矯正治療を受ける機会がなくても、大人になってから治療を始めることができます。

小児の矯正治療は骨格の成長に合わせて治療を進めてゆきますが、大人の方の場合は骨格の成長が完了していますから、歯や周囲の骨に微弱な圧力を加えてゆくことにより、歯並びを改善することができます。

矯正治療は歯を動かすイメージが強いかもしれませんが、実際には歯の周囲の骨をコントロールしながら歯の位置を移動させているのです。

参考
矯正治療に用いる器具は主にワイヤーやゴムなどです。ワイヤーやゴムの弾性を用いて歯や歯の周囲の骨を少しずつコントロールしてゆきます。矯正治療は弱い力を少しずつ加えてゆく必要があるので、結果的に時間がかかるのです。矯正治療期間中は装置の違和感があること、歯みがきがやや大変であること、治療期間が長いことなどから、気持ちが落ち込んでしまうこともありますが、その分治療が終わったときの喜びは大きいものです。


矯正治療の必要性について


歯並びがわるいとどのような影響がでるかご存じですか?

1)歯みがきがしづらいので虫歯ができやすい
2)歯周病の原因になりやすい
3)上記2つの理由から口臭の原因にもなりやすい
4)食事がスムーズに咀嚼できない
5)舌や唇をかんで粘膜に傷や口内炎をつくりやすい
6)外国語の習得に支障をきたすことがある

7)就職試験などの面接で影響がでることがある
8)海外旅行時や海外赴任時のコミュニケーションにおいてやや不利になることがある
9)見た目の点でコンプレックスを感じてしまう
10)自分に自信がもてない
11)スマイル(笑顔)に自信がもてない
12)口をあけて話せない(笑えない)ことがある
13)写真撮影を避けてしまう

1~6は機能的な問題で、7~13は精神的な問題です。

それぞれ別々の問題のように感じられますが、実はこれらは一対の問題なのです。

たとえば、「歯並びがわるくて歯みがきがしづらい」という理由で、矯正治療を始めたら、結果的に「笑顔が素敵になった」ということもありますし、「歯並びにコンプレックスを感じる」という理由で矯正治療を始めて、終わってみたら「食事がスムーズになったし、健康になった」ということもあります。

つまり、矯正治療を受けるきっかけはどうであれ、きちんと治すことによって機能的な面、精神的な面の両方が満たされるようになるということです。


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