超音波スケーラー、オサダエナック


超音波スケーラー

歯石や着色を除去する際に使用する機械を超音波スケーラーといいます。これがないと治療が始まりません。

超音波スケーラーという治療機械をご存じでしょうか

超音波スケーラー

こちらが超音波スケーラーです。主に歯石を除去する際に使用します。

この機械の先端にとりつけられている細い金属のパーツをチップと呼びます。チップは直接歯に接触するので、繊細かつ精密に仕上げられています。

このチップには非常に奥深いものがありまして、振動や振幅などを微調整したうえで、患者さまの歯にあてなければならないのですが、あるとき(もう何十年も前のことですが)メーカー純正のチップを使用していましたところ、歯石を除去しているにもかかわらず、どういうわけか振動が過剰に歯に伝わってしまい、歯に熱が感じられることがわかったのです。

このままですと知覚過敏などの不安定な症状が起きてしまいますから、さっそく対策を講じることにしました。

そうしましたところ、たまたまある雑誌に掲載されていた医療用具通販サイト(F社)の記事が目にとまり、ためしにそのメーカーで扱っているチップを使ってみることにしました。

実際に使ってみると、振動が小刻みに心地よく歯に伝わり、音もとても静かでした。純正のチップにくらべると材質はやや硬めで弾力は少なめでしたが、実はそれが振動の安定感につながっているとのことでした。

歯石を除去する際に痛みや過熱が起きてはいけませんので、歯に対しては常にソフトタッチであることが求められるのですが、実感としてこれは使ってみる価値のあるチップだということがほんの数回使用してみただけではっきりとわかりました。

かくしてそれ以降、チップで困ることはなくなりました。歯石がスムーズに除去できて、歯が過熱することのない優秀なチップを手に入れたことはとても幸いでした。このチップ、今ではわたしの診療における宝のような存在になっています。決して大げさではありません。

超音波スケーラーのメンテナンス

ところで超音波スケーラーは毎日使うものですので徐々に消耗が起こります。

チップが消耗した場合は、チップは消耗品ですので新しいチップに交換します。チップを装着するハンドピース(握る部分)は消耗品ではありませんので、消耗が確認できた場合はメーカーに送って修理してもらいます。

チップやハンドピースがのコンディションが良くないと、歯石だけでなく、歯表面までけずれてしまう可能性がありますので、常に注意深くこれらの機械を点検するよう心がけています。

超音波スケーラーの評価

超音波スケーラーは国産のものもありますし、海外製品のものもあります。車と同じで、使用する人の好みや機械の特性、使い勝手などによって選び分けられるようです。

わたしはオサダ社製のエナックという超音波スケーラーを長年使っていますが、安定感という点で非常にすぐれていると思います。

ただ振動の繊細さですとかチップの種類、総合力で評価するとサテレック社のスプラソンP-MAXが群を抜いていると思います。