ホワイトニングはホームホワイトニングをおすすめします。用法と用量を守って安全なホワイトニングを行いましょう。
ホワイトニングは歯の健康を維持しながら行う必要があります
ホワイトニングの治療例
ホワイトニングの刺激が強いと歯やはぐきがしみますので、えとう歯科では低濃度ジェルによる短時間施療をご提案しています。
CASE(1) やや黄色っぽい→白くなった!
見た目がやや黄色い歯はホワイトニング効果が得られやすいようです。最もホワイトニングに向いている色調です。
CASE(2) 脱灰気味→まあまあ白くなった!
左の2番めの歯のように脱灰(だっかい)が起こっている場合はホワイトニングの効果がやや乏しいようです。脱灰とは部分的に歯の表面性状がぼそぼそになっている状態のことです。
CASE(3) 着色→清潔感がよみがえった!
歯の表面に着色がある場合は、着色を取り除いてからホワイトニングを開始します。着色を取り除くだけでも歯は白くなります。
CASE(4) うっすら縞模様→思ったよりも白くなってびっくり!
うっすら縞模様のある歯の場合、じっくりと取り組むことによってかなり色調を明るくすることができます。
CASE(5) はっきりとした縞模様→白さという点では十分かも!
はっきりとした縞模様のある歯の場合、色調を明るくすることはできますが縞模様はそのまま残るようです。
CASE(6) 濃い黄色→おっ、意外と白くなった!
変色の度合いが強くても黄色系の歯の場合は徐々に明るさが増してくるようです。
ホワイトニングQ&A
(1)「ホワイトニングとは?」
歯の漂白のことです。ホワイトニングの創始者として米国のロナルド・E・ゴールドシュタイン先生がとても有名です。ホワイトニングには歯科医院で行うオフィスホワイトニングと自宅で行うホームホワイトニングがあります。
オフィスホワイトニングは歯の表面にホワイトニングジェル(漂白剤)を塗布し、光を照射します。すると徐々にジェルはエナメル質内に浸透し、その結果色調が明るくなり、歯は白く見えるようになります。
ホームホワイトニングは自宅で行うホワイトニングのことです。歯型に合わせて作製したマウスピースの内面にホワイトニングジェルを行きわたらせてそのマウスピースを歯列に装着して歯を白くする方法です。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの両方を行うことにより、ムラのないきれいな色調を作り出すことができます。オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの両方を行う方法をデュアルホワイトニングといいます。
(2)「痛くないですか?」
基本的には痛くありません。かるくしみる感覚はあります。オフィスホワイトニングを強力に行うと痛いかもしれません。オフィスホワイトニングはホームホワイトニングの下地作りとして行うくらいが良いかもしれません。
*現在オフィスホワイトニングは休止しています。
人によってホームホワイトニング開始直後に歯やはぐきが少しひりひりすることがあります。その場合は1回の実施時間を短めにしたり、1日おきに行うなどの工夫が必要です。
(3)「どんな人がホワイトニングに向いていますか?」
クラウンなどの人工的な歯や大きなつめものが施されていない人です。小さなつめものであればだいじょうぶです。
歯の表面が無傷で滑沢であればあるほどきれいに仕上がります。
(4)「どのくらいで歯は白くなりますか?」
平均的に1~2週間くらいでかなり明るい色になります(個人差があります)。自宅で行うホームホワイトニングをじっくり行うことが白くなるポイントです。
(5)「色の後戻りが起こると聞きましたが?」
ホワイトニング後は色の後戻りが起こります。日焼けと同じで時間がたつと元の色調に戻ろうとする作用が起こります。後戻りの起こる時期や程度は人によって差があるようです。
後戻りの対策として時々メンテナンスを受けていただくことをおすすめします。
この記事のまとめ
ホワイトニングはホームホワイトニングをおすすめします。用法と用量を守って安全なホワイトニングを行いましょう。