前に出ている前歯をセラミッククラウンで小さく内側に

前歯は大きいと口からはみ出してしまいます。そのような場合は大きさ形を整えるとうまくおさまります。

口を閉じやすくしたい

前歯が前方に向いて生えていると、唇がひっかかって閉じにくいことがあります。

前歯２本が大きいため、歯並びからはみでています

セラミッククラウンで歯の横幅を小さくして、歯並びをコンパクトに仕上げました

歯が前方に向いて生える原因は歯が大きいことが関係していると考えられます。歯が大きいと前歯の突出した状態がさらに強調され、つい気になってしまいます。

この治療例では上の前歯２本をセラミッククラウンで小さくし、そして内側に入れました。その結果スムーズに唇を閉じることができるようになりました。

そのほかの歯はホワイトニングを行って、ほんのり淡い白さに仕上げました。セラミッククラウンよりも白くならないように上手にセーブしながらホワイトニングを行うのがポイントです。

この治療例ではセラミッククラウンを応用しましたが、ワイヤーによる矯正治療も十分応用が可能です。むしろ矯正治療のほうが本来おすすめするべき治療方法だと思います。

ただし、大きめの前歯をこのまま矯正治療で内側に入れようとすると歯並びが全体的にふくらんでしまいますので、そのような場合はわずかに歯の側面を削るジスキング（ディスキング）という処置を行います。するとぴったり自然に歯並びにおさまるようになります。

写真で分かるように下の前歯がでこぼこした歯並びですので、上下ともに矯正治療で改善してみるのも良い方法だったと思います。

前歯は大きいと口からはみ出してしまいます。そのような場合は大きさ形を整えるとうまくおさまります。