歯のすきまは歯の側面に樹脂素材を接着して閉じることができます。歯を削らないので安心して治療を受けていただくことができます。
歯のすきまができる原因は色々です
歯の間にすきまができる原因、それはたとえば顎の大きさに対して歯の大きさが小さめであったり、あるいは歯の角度がねじれていたりすると高頻度で歯の間にすきまができます。そのほか歯周病が進行したことにより歯が動いてすきまができることもあります。
歯のすきまを治す方法はいくつかありますが、その中でも歯を削らずに樹脂素材を接着する方法が簡単ですので迷ったらこの方法がおすすめです。
歯のすきま治療例その1
歯のすきまで悩んでいる人は想像以上に多いようです。歯のすきま治療を希望される方のほとんどがこのような状態です。このようなすきまは比較的簡単に治すことができます。
この治療例では歯の側面に樹脂素材(コンポジットレジン)を接着する方法ですきまを閉じました。
この治療方法は歯を削らないので痛みを感じることがありません。しかもその日のうちに治療が終わりますのでとても喜ばれています。
歯のすきま治療例その2
真ん中2本の歯が元々大きめです。このような場合、樹脂素材を歯の側面に接着すると歯の横幅が広がってしまい、大きい歯がさらに大きく見えてしまうことがあります。
接着する樹脂素材が大きくなるとはずれやすくもなりますので、見た目や安全性などを十分考慮したうえでどの程度までの大きさのすきまであれば治療が可能であるかについては治療前に判断するようにしています。
この治療例はかなり歯が大きくなったようにも見えますが、実際には違和感なく仕上がりました。患者さまも満足されました。
歯のすきま治療例その3
歯のすきまとはちょっと違いますが、歯の形が先細りになっているとすきまのように見えることがあります。
このような先細りの歯を整える場合、ラミネートベニアを応用することもありますが、樹脂素材を接着して整えることもよくあります。
この治療例は樹脂素材を接着して形を整えました。
*このような形の歯をは矮小歯(わいしょうし)と呼びます。
歯のすきま治療例その4
歯のすきまが何箇所かある場合、真ん中の歯のすきまを閉じるととても安心です。
場合によっては真ん中以外の歯のすきまが気にならなくなったりもします。
まずは真ん中の歯のすきまを閉じておくのがポイントです。
歯のすきま治療例その5
10数年前に一度、歯のすきま治療を受けられた方の再治療例です。再度樹脂素材を使って歯のすきまを閉じました。
歯の間は徐々に開くことがあります。その原因は主に加齢と歯周病です。
歯周病が軽度であれば趣旨素材による方法で歯のすきまを閉じることができますが、重度の歯周病の場合は歯周病の治療を優先する必要があります。
歯のすきま治療の所要時間と注意点
歯のすきま治療に要する時間はおおよそ20~30分程度です。説明やカウンセリングの時間がどれくらいかにもにもよりますが、全体で1時間(以内)程度だと思います。説明の時間が長くなった場合は後日改めて来院をお願いすることがあります。
接着様式は光で硬化する仕組みですので治療直後からふつうにすごしていただいてかまいません。
この治療方法は二十歳以上の方を対象にしています。
できれば年に一度の点検を受けていただきたいと思います。点検の際に研磨を行いますといつまでも自然な仕上がりが維持できます。万一接着面に分離が起きていた場合も修復を行うことで安定感が保たれます。
皆様のご要望にはできる限りお応えするようにしていますが、治療が行えそうにない困難な場合において「はずれても良いからとりあえず治してほしい」と熱心に要望される方がいらっしゃいます。大変申し訳ないのですが医療行為ですので限界を越えての対応は出来かねます。何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
歯のすきまを樹脂素材で治す手順
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歯のすきま治療の費用
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この記事のまとめ
歯のすきまは歯の側面に樹脂素材を接着して閉じることができます。歯を削らないので安心して治療を受けていただくことができます。