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叢生(そうせい)でこぼこの歯並びは日本人に多い

叢生は、日本人に最も多く見られる歯列不正のひとつです。叢生は、見た目の点や健康の面からも、改善しておくことをおすすめします。
今回とりあげる叢生の発生率を知っておくことは、矯正治療に対する興味が高まりますし、治療を受けるうえでの動機づけになるかもしれません。よろしければ参考になさってください。
関連語句:乱ぐい歯(らんぐいば)、八重歯(やえば)、叢生の確率
日本人に多いとされる叢生の発生率
日本人の歯並びの乱れの中で、最も多く見られるのが叢生(そうせい)です。
叢生とは、歯がでこぼこ、あるいはガタガタに重なり合って生えている状態を指します。いわゆる「乱ぐい歯」や「八重歯」などもこの一種です。
実際の数値としては、国内における臨床調査や学術報告によると、全体の約50〜60%の歯列不正が叢生であると言われています(後述)。
特に日本人はあごが比較的小さく、歯が並ぶスペースが不足しやすいため、叢生が発生する確率が高くなるようです。
叢生は見た目の問題だけでなく、将来的にむし歯や歯周病のリスクが高まることや、かみ合わせの問題にも影響をおよぼすことがあるため、早めの対処が大切です。
叢生の割合は歯列不正の中で50〜60%
日本大学など複数の大学歯学部による臨床調査では、歯列不正の中で叢生が占める割合はおよそ50〜60%とされています。

この図から、歯列不正の中では叢生が圧倒的多数を占めることがわかります。
このことからも、「歯列不正=叢生」といっても過言ではないほど、叢生は日本人に多い歯列不正なのです。
参考)
日本大学松戸歯学部 矯正学講座
論文:「不正咬合の発現頻度に関する疫学的研究」(例:中学生・高校生における不正咬合の内訳 → 叢生:約50〜60%)
九州大学歯学部・昭和大学歯学部 なども同様の研究報告があります。
なぜ日本人に叢生が多いのか?
あごの大きさ、歯の大きさ、バランス問題
叢生の大きな原因は、「歯が並ぶスペースが不足していること」です。
日本人は欧米人に比べて、あごの骨が小さめであることが多く、それに対して歯のサイズが相対的に大きいため、歯がきれいに並びきらずに重なってしまうのです。
また、食生活の変化によって、咀嚼回数の減少・顎の発達不足も叢生の発生率を高めていると考えられています。
叢生を放置するとどうなる?
むし歯・歯周病リスクの上昇
叢生の歯は、ハブラシが届きにくく、プラークその他の付着物が歯面に残りやすい状態です。
その結果、むし歯や歯周病のリスクが非常に高くなることがわかっています。
かみ合わせの不具合による全身への悪影響
上下の歯が適切にかみ合っていないと、咀嚼効率が悪くなるだけでなく、顎関節や全身にも悪影響をおよぼすことがあります。
例として姿勢が悪くなる、成長期の骨格形成不全、筋肉量の発達不良などがあります。
見た目のコンプレックスへの影響
叢生は見た目に強く影響するため、笑顔に自信が持てない・人前で口元を隠してしまうなど、心理的な影響も小さくありません。
叢生には矯正治療が有効です
叢生は、自然に治ることはほとんどありません。
叢生は矯正治療によってのみ、美しく整った歯並びを取り戻すことが可能です。
ワイヤー矯正とマウスピース矯正
叢生を改善するための矯正治療は主に二種類あります。
- ワイヤー矯正(ブラケット矯正)
幅広い症例に対応が可能で、特に重度の叢生に最も有効です。 - マウスピース矯正
透明で目立ちにくく、軽度〜中等度の叢生にも対応可能。日常生活への負担も少ないのが魅力です。
患者さまの状態やご希望に合わせて、最適な方法をご提案します。

ご興味のある方や、ご検討中で迷われている方は、えとう歯科・無料相談をご利用ください。
まとめ:叢生は多くの方が抱える悩みです、まずはご相談を
叢生は、日本人に非常に多く見られる歯列不正のひとつであり、見た目・健康面の両面からも、放置すべきではありません。
「これって矯正治療を受けたほうがよいのかな?」
「前歯だけガタガタしていて気になる..」
そのようなちょっとした気づきとひらめきが、お口の健康を守る第一歩になります。
えとう歯科では、叢生をはじめとする矯正治療のご相談を随時受け付けています。
お気軽にご相談ください。
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この記事は矯正専門歯科サイト管理者のえとうよしたけが執筆しました。
日本人の叢生発生率と矯正治療の必要性




