歯根表面を滑沢にするルートプレーニングという処置のイラストです(アイキャッチ画像)。

ルートプレーニング

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根っこの表面をツルツルにしましょう

歯根表面を滑沢にするルートプレーニングという処置のイラストです。
「ルートプレーニング」聞きなれないことばかもしれませんね。
じつはとても重要な処置なのです。

歯とはぐきの間には、どなたでもわずかなすきまがあります。
これをポケットといいます。

ポケットが深い場合、歯表面(正確には歯根表面ですが)に歯石などの沈着物がとどまったままになっていることが多いのです。

これらの沈着物を除去したうえで、さらに歯根表面をつるつるに磨きあげる処置のことをルートプレーニングといいます。

なぜルートプレーニングが重要なのかといいますと、ルートプレーニングを行うことで歯表面がつるつるになると、歯石や沈着物がつきにくくなりますし、歯表面とはぐきの内面のくっつきがよくなり、ポケットが浅くなる効果が高くなるからです。

ポケットが浅くなると歯の安定感が高まり、健康な状態になります。

多くの場合ポケットが深いと、うみや出血が起こりやすく、歯がぐらつき始めたりもします。
この状態が歯周病(歯槽膿漏)です。

つまりルートプレーニングは歯周病治療の一つであり、歯周病予防の目的をもって行われるものなのです。

ルートプレーニングは1本1本の歯を大事にすることができますし、長持ちさせることができます。

歯周病はさまざまな原因が複合的にからみ合って起こりますが、どのような原因であっても、歯のまわりをきれいな面にしあげることと、かみ合わせの状態を整えることをしておくと、症状がだんだんおだやかになってゆきます。

カテゴリー: 一般歯科 by
記事公開日:2017-11-11
最終更新日:2018-12-30
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