前歯がこぼこしている歯並び(叢生)をセラミッククラウンで整えました。すると黒ずんでいた歯茎もきれいになりました。
叢生(そうせい)はセラミッククラウンで治すことができます
この方は、長年あきらめていた歯並びを思い切って治したいということで相談に来られ、治療を始めることになりました。
歯が重なり合っていると何が問題なのか
まず問題となるのは見た目です。歯を治したいと思って来院される方のほとんどが見た目をとにかく改善したいと思っているようです。
その次に多いのが健康面の問題です。歯の間に物がはさまりやすい、着色しやすい、むし歯ができやすいというのもよくうかがう問題点です。
そのほか良く噛めない、麺類がうまく噛み切れないという不満を持たれている方も多いようです。
むし歯になりにくい歯並びにしておくことはとても大切です
若くて元気なうちは免疫力が高いのでむし歯になりにくく、むし歯ができたとしても進行はゆるやかです。早めに歯科治療を受けることで健康を回復できます。
ところが年齢が上がるにつれて免疫力は低下するため、どんなに健康だった人でもむし歯になりやすくなります。むし歯の進行も若いころにくらべるとかなり早くなります。
問題は歯並びが悪いまま年老いた場合です
歯並びが悪いまま歳を重ねると、そこに年齢から来る免疫力の低下が加わり、さらにむし歯ができやすくなります。
すると、いざむし歯を治そうと思っても高齢ゆえの筋力の衰えや体の各器官の機能低下が影響して、治療が困難になることがよくあります。
見た目の問題だけでなく晩年の健康管理の面からも、若いうちに歯並びを治しておくことはとても大事なことだと思います。
歯茎の黒ずみの治し方
この治療例では、古いさしばをはずして仮歯に交換しただけで歯茎がきれいなピンク色になりました。まだ完全なピンク色ではありませんが、時間とともに自然に改善されてゆくでしょう。
これは古いさしばに使われていた金属や土台に用いられていた金属が黒ずみの原因であったということを物語っています。金属は絶えず溶け続けて歯茎に染み込んでいく性質があるようです。
このように、黒ずみの原因であった金属が排除されると歯茎に染み込んでいた金属粒子は徐々に排除され、歯茎は健康な状態に回復してゆきます。
もし金属を除去しても歯茎の黒ずみがいつまでも改善されない場合は、歯茎の漂白治療を検討してみるのも良いかもしれません。
この記事のまとめ
前歯がこぼこしている歯並び(叢生)をセラミッククラウンで整えました。すると黒ずんでいた歯茎もきれいになりました。
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